BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンX 第11話感想

 第一話から実験を重ねているものの、いまだ成功に至らないサイバーゴモラの実体化に思い悩む大地。そこへ、ペダン星人の宇宙ロボットキングジョーが襲来し・・・。

 今回の敵は、ウルトラセブンも自力では倒すことができなかった(セブン1999は除く)キングジョー。世界初の映像化された合体ロボットという栄えある肩書きを持つ人気怪獣ですが、セブンの攻撃をも受け付けないペダニウム製の装甲に加え、近年の作品ではゲッターロボのごとく分離して攻撃を回避するという厄介な特技をも備えています。ウルトラマンXの侵略宇宙人の例に違わず、いきなり攻撃を仕掛けてきたペダン星人。セブンに登場した時は地球の観測ロケットを侵略と誤解して自衛のためにキングジョーを送り込んできた(とはいえ自衛のための兵器にしてはキングジョーは強力すぎますし、その後調子に乗ってセブンとの約束を反故にして侵略に乗り出しましたが)連中でしたが、今回はグルマン博士曰くすでに7つの星を滅ぼした好戦的な奴らのようでした。

 攻撃をことごとくオープンゲットで回避するキングジョーの猛攻にピンチに陥るエックス。しかし、そのとき大地とゴモラの心が通じ合い、ついに実体化を遂げるサイバーゴモラ。サイバーゴモラのテールスマッシュとエックスのかかと落としを食らい、さしものキングジョーもノックダウン。思えば大怪獣バトルからこっち、キングジョーはゴモラにやられてばかりですね。いつのまにやらゴモラがキングジョーの天敵と化しつつあります。とどめはマックスからもらったカードを使いマクシウムカノン。マックスもキングジョーを倒したことがあるので、このフィニッシュブローはぴったりでしたね。