BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の動物戦隊ジュウオウジャー 第35話感想

 バングレイの仕掛けた罠にはまり、大和を人質に取られキューブホエールとの交換を迫られることになったジュウオウジャー。今回はその反撃編となりましたが、前回自分たちの作戦をまんまと読まれ手痛い敗北を喫した分を取り返す、見事な作戦勝ちとなりました。これまで散々大和の信じる絆を断って絶望させようとして来たそのサディスティックな性格が仇となり、行動を読まれて逆転を許すことになろうとは。さらにクバルに協力させるだけさせておいて何の見返りも与えなかったことも、彼の裏切りを招くことに。まぁあれだけ手を貸してやったのに何の見返りもなければクバルでなくても見限りたくなるのは当然なので、クバルが卑怯とは思いませんが。

 クバルに右手を切断されたうえ、ジュウオウジャーと最後の決戦をすることになったバングレイ。ここで必殺バズーカを使う展開が熱かったですね。レッドの武器がそのまま必殺バズーカとなるのは他には烈火大斬刀・大筒モードぐらいですが、ニンニンジャーでは登場しなかったので、必殺バズーカもずいぶん久しぶりな気がします。倒されたバングレイはクバルから手切れ金として渡されたジニス様の細胞から抽出した(ryで巨大化しますが、ここでジュウオウジャーもキューブホエールを加えた全部合体を発動。四角い枠を無理やりくぐるキューブホエールには笑いましたが、ワイルドトウサイドデカキングという名前も長けりゃ背もデカイ究極合体がついに実現。すべてのキューブアニマルが合体しているというという事実に加え、キューブが4つずつ縦一列につながって両足を構成しているというのが、ビジュアルとしても巨大さの説得力を感じさせますね。存外に長生きしたバングレイもジュウオウジャーとキューブアニマル全員の絆の結晶であるワイルドトウサイドデカキングの敵ではなく、ついにその最期を迎えることに。ジュウオウジャーたちの絆もより深まり、これでようやく物語も一区切りを迎えましたが、クバルが持ち去ったバングレイの右手が、今後も波乱を巻き起こしそうな気がします。