BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダービルド 第29話感想

 戦兎たち東都代表の勝利に終わった代表戦。しかしスタークに顔を変えさせて西都首相になりすました難波会長は、約束を反故にして世界に軍事力を誇示すべく新型のハードガーディアンを東都へ侵攻。さらにスタークが入手済みのボトルをパネルにはめてパンドラボックスの力の一部を開放したことでスカイウォールが変形し、パンドラタワーが出現。このタワーが完成すれば地球も火星と同じ運命をたどるとスタークは言いますが、それが地球の崩壊を意味するとすれば、スタークはわざわざ破滅に向かって突き進んでいることになりますし、難波重工もどうしてそんなことに加担しているのかがわからないですね。あるいは「火星と同じ運命」というのは破滅ではなく、もっと別の意味があるということなのでしょうか。

 そうしてふりだしに戻るどころかまたもや前よりも悪化した状況の中で、一時は北都を守るために離脱しようとした一海が、決意を新たにして戦兎たちと共闘するまでを描くのが今回の主な流れ。これまでも新たな危機が訪れるたびにこうした流れが描かれましたが、マンネリ化させることなく毎回新たな「熱さ」を加えて描き切る手腕は見事なものですね。戦兎たちの言葉に動かされながら、「みーたんの頼みじゃしょうがねぇなぁ」とごまかす一海が相変わらずいいキャラをしてます。そして人質に取られたとき、再び覚醒する美空のバングルの別人格。自らを火星の王妃と名乗る「ベルナージュ」とは・・・。