BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 第24話感想

 キングを討ち果たし、電脳空間から脱出しようとしていたソードの前に立ちはだかるナイト。魔導二輪同士の激突、徒手空拳でのステゴロを経て、最後は牙狼剣がナイトの体を貫くことに。ビルをぶち壊しながら延々と戦い続けていた初対決の時と比べると、派手さも長さも控えめなラストバトルとなりましたね。そして電脳世界は崩壊していき、ソードが戻らぬまま、ソフィは後のことを頼まれていたルークの術によって記憶を失うことに・・・。

 そして、一年後。ソフィの髪型がリジーを彷彿とさせるものに変わっていて、やっぱりどこかで記憶は残っているんじゃないかと思いましたが、やっぱり記憶を取り戻しましたね。そしてそれを見越していたようにダイナーで彼女を待っていたジーナに、ソフィは魔戒法師になるための指導を乞うことに。今から魔戒法師を目指すには他と比べて遅いとは思いますが、それでも彼女には頑張ってほしいところですね。一般人が魔戒法師を目指すというのは、これまでのシリーズでもなかったことですし。ナイトが死んだことで鎧が戻ってきたのか、ルークも白銀騎士となっていましたね。騎士と法師を兼ねるのはレオに続いて彼が2人目。そして、あえてソードの姿を出さないまま終わるのかと思いきや・・・まぁ、彼らしいといえばらしい終わり方ではありましたが。

 というわけで、アニメ牙狼3作目も完走することができました。なんといっても、これまでの黄金騎士のイメージを覆すソードのキャラクターが印象的な作品になりましたね。欲を言えば、もう少しラッセルシティでのソードたちの活躍を見たかったのですが、モンスターバイクに乗って夜の都会を駆け抜ける黄金騎士には今までにない魅力がありました。中世ヨーロッパ、平安日本、そして現代アメリカと、異なる時代と場所でそれぞれ活躍する黄金騎士を描いてきたアニメ牙狼。次回作があるなら、どんな世界を見せてくれるのでしょうか。