BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダービルド 第45話感想

 激闘の末、ついにエボルトを撃破することに成功した戦兎たち。その結果生成された3本のロストボトルを回収した葛城忍は、ついにその真の目的を明らかにするが・・・。

 エボルトと忍がやたらと口にしてきた、ロストボトルが全てそろった時に現れるという「新世界」。その正体はワームホール、すなわちエボルトが一瞬にして他の惑星に移動できるようになることを意味していた。うーん・・・エボルトにとっては便利この上ありませんし、実現すれば全ての惑星の危機になりますから大変なことになるのはわかりますけど、あれだけ意味ありげに語ってきた「新世界」の正体が「ワープできるようになります」というのはなんだか拍子抜けしちゃいますね。

 エボルトを出し抜いたかに見えた忍でしたが、ここまで全てを掌の上で転がしてきたこいつがこの程度の策にはまるはずもなく、やられるまえに遺伝子の一部を内海に憑依させることであっさりと復活を遂げ忍を殺害。そして同じように遺伝子を憑依させた一海を利用して最後のロストボトルを回収し、完成させた黒いパンドラパネルを取り込んでこれまでとは全く違う姿へと変貌。この姿、公式では「エボルト(怪人態)」としか書かれていないうえになんだか微妙な姿ですが、一瞬で別の星に移動するわ、ブラックホールで星を吸収してパワーアップするわ、これまでのライダーのラスボスの中でも次元の違う力を見せつけました。こんなんどうやって倒せばいいんだ・・・と思いましたが、父の言葉を思い出してハザートトリガーとともにジーニアスボトルをセットして変身した戦兎の力によってロストボトルが浄化され、エボルはもとのブラックホールフォームへと逆戻り。これは本当にエボルトにとっては想定外だったらしく、いよいよ焦りを見せ始めましたね。そして戦兎もまた、ついにエボルトを打倒する方法にたどり着いた様子。最近間延びした印象の展開が続きましたが、いよいよ正真正銘の最終決戦が始まりそうです。