BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

スーパー戦隊最強バトル!! 第2話感想

 これまでに登場したスーパー戦隊の戦士たちがチームの垣根を超えて一大バトルを繰り広げる4週連続のスペシャル番組。スーパー戦隊のヒーローたちのもとに、リタと名乗る謎の少女から届いた招待状。優勝すればどんな願いも叶えられるというバトルにヒーローたちは次々参加するが・・・。

 

 主人公となるのはジュウオウイーグルこと風切大和、アカニンジャーこと伊賀崎天晴、サソリオレンジことスティンガー、トッキュウ5号ことカグラ、そしてゴーカイレッドことキャプテンマーベラスの5人で結成された「変わり者チーム」。番組の発表時に既に大和の胃を心配する声がネットに溢れましたが、改めて見ても大和以外は変わり者というよりはそれぞれタイプの異なる困った奴らが集められた、とんでもない面子ですね。まぁ、まだJとか明とかがいないだけマシかもしれませんが。逆に言えば、歴代スーパー戦隊リーダーの中でも随一のコミュ力と辛抱強さを誇る大和ぐらいでなければ、こんな奴らをまとめられるわけがありませんから、このチームのリーダーとして大和はこの上ない人選ですね。

 

 1回戦では大和VS圭一郎の戦いが実現。ここで実力で戦いを決するのではなく、圭一郎を諭して勝利を譲らせる(まぁ大和にとっては単に世界平和とは個人の力で勝ちとるようなものじゃないということを言って聞かせただけで、それで勝ちを譲ってもらおうなんて魂胆は全くなかったでしょうけれど)というのが、自由すぎる猛獣4人とめんどくさいこと極まりないコミュ障一人を相手に磨き抜かれたコミュ力お化けたる大和の面目躍如ですね。おとなしく正座して人の話を聞く圭一郎という画自体がルパパト本編でも見たことのないレアな画でしたが、これだけでジュウオウジャーを見ていない人にも大和のすごさを伝えられるのがすごいです。

 

 次の戦いは天晴・スティンガーコンビと映士・走輔コンビのバトル。知能指数的にはほぼどっこい(まぁスティンガーはもうちょっと上でしょうけど)のなかなかの好カードでしたが、映士と走輔がこちらの想像を上回るアホさ加減を発揮して自滅。まさかまたどこでも野菜をかじる映士を見ることになるとは思いませんでした。一方、スティンガーはこのバトルの舞台である惑星ネメシスに来てから外部との連絡が取れないことに気づき、このバトルに対して疑念を深めることに。さすがは元スパイにして現キュウレンジャー司令官ですね。さらにバトルには謎の戦士ガイソーグが乱入。早くもきな臭いにおいが漂い始めてますが、そもそもリタとか惑星ネメシスとかが出てくる時点でパワーレンジャー的には怪しいと言ってるようなものなので、何か裏があるのは絶対に間違いないでしょうね。