BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダージオウ 第37話感想

 カブト編スタート。ギンガの登場と関係があるのかないのか、隕石の落下が相次ぐようになり、さらにその隕石に乗ってワームが襲来し、ソウゴたちはその対応に当たりつつ、カブトライドウォッチの手がかりを求めるが・・・。

 

 カブトと言えば敵も味方も持つクロックアップ能力による超高速バトル。もしクロックアップ能力を持たないライダーがワームと戦う場合どう対応するか、というのはディケイドの時も見どころでしたが、今回はジオウⅡは未来予知能力で動きを先読み、ゲイツとウォズはそれぞれ疾風とシノビのスピードで対抗、というかたちになりましたね。まぁ、厳密にはクロックアップは単なる超スピードではなく周囲の時間の流れの操作によるものなので、単純なスピードアップで対抗できるものではないのですが・・・。

 

 アナザーカブトの正体は矢車。もともと仮面ライダーだった人物がアナザーライダーになるのはアナザーオーズ以来ですね。カブト本編の地獄兄弟はといえば、どういう経緯でゼクターを手に入れたのか不明のままいきなりキックホッパー、パンチホッパーとして現れ、誰彼かまわず戦いを吹っ掛け、やがてオーロラを見に行こうとして影山はワームになって死に矢車は姿を消す・・・という、全体的に迷走していたカブトの中でもとりわけ何をしたかったのかよくわからないキャラでしたが、今回は加賀美がその標的の模様。その真意は不明ですが、今回はアナザーカブトの誕生に関わっているであろうタイムジャッカーがほとんど姿を見せていないのも気になるところですね。

 

 また、カブトの世界の重大事件である渋谷隕石を巡ってソウゴたちと加賀美との間で記憶の齟齬があることも気になるところ。士の「時空の歪みが進んでいる」との発言から推測すると、本来別々の世界であったジオウの世界とカブトの世界が融合しつつある、ということなのでしょうか。その原因はジオウにあるのか、それとも、失われたツクヨミの記憶にあるのか・・・。