BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンタイガ 第1話感想

 今度の主役はタロウの息子、さらに主人公はフォームチェンジではなく別々の3人のウルトラマンに変身するということで、発表時点で話題をさらっていたウルトラマンタイガがついにスタート。のっけから勢ぞろいしたニュージェネレーションウルトラマンとタロウ対トレギアという豪華なバトルから始まり、タイガたちがいきなりトレギアにやられてしまう展開から、打って変わって舞台は地球へ。ひそかに宇宙人が移住しつつある地球、その宇宙人たちからの依頼も受ける民間警備会社に勤める主人公と、そつなく世界観を描きながら、第1話からゼガン対ザンドリアス、さらにそこにトレギアの差し金で乱入する新怪獣ヘルベロスと、帰ってきたウルトラマンの第1話もかくやという豪華なバトルを展開してくれました。タイガのアクションはさすがにタロウの息子らしい要素が感じられましたが、ただ怪獣の腹に叩きこむラッシュはタロウの方が勢いがあったので、そっちは今後に期待ですね。それにしても、シャドー星人の最終兵器としての強さの記憶が新しいゼガンを、こんなに早く噛ませ犬扱いしてよかったのかな…。

 

 一方で先行きに不安を感じるのは、やっぱりトレギアですね。これまでのシリーズでいうところのジャグラーや伏井出ケイ、愛染社長のような役どころなんでしょうけれど、初登場の時点で登場人物はもちろん視聴者も何者なのかわからなかった彼らと違って、既にトレギアに関してはタロウの元親友で闇に堕ちたウルトラマンという素性が明らかになってしまっていますからね。今のところ私の中の彼の評価は、同期の友人は既に要職についているのに定職にもつかずあちこちをフラフラしては行く先々で迷惑なことをしでかし、あまつさえその友人の息子にまでちょっかいを出そうとしているという、一言でいえば「イタい無職の中年」以外の何者でもないのですが…。