BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード2感想

 最後のメンバーとして充瑠が加わり、晴れて5人揃ったキラメイジャー。しかしそんな充瑠に、いきなりリーダーとしての役が振られることに。いや、一番新入りでしかも最年少の高校生にリーダーやらせるって、どう考えたって無茶ってもんでしょうよ。クリスタリアではそういう決まりだからって、レッド=リーダーなんて掟はとっくの昔にカクレンジャーで破られてるんですから。

 

 そんな無茶ぶりをされながらも、なんとかリーダーとして奮闘していく充瑠の姿を描くのが今回のお話。まぁ実際見ていて思ったのは、一人一人が最高にきらめいていなければキラメイジャーは真の力を発揮できないというのなら、これはもうリーダーというよりマネージャーだなと。大事な試合を疎かにできないという瀬奈の気持ちもわかりますけど、それぞれ元の本業を続けながら戦隊をやるっていうこと自体にそもそも無理があります。というか、元の本業を今でも続けてること、今回初めて知りました。まぁ充瑠を除く4人はそれぞれ替えの利かない仕事やら役割やらがあるので、そう簡単に辞めるわけにはいかないのはわかりますけど。そんな社会人たちの事情を考えながら間を取り持つ役割を高校生がやらされるというのはなんだか理不尽な気もしますが、なんとか充瑠には頑張ってもらうしかありませんね。

 

 一方、前回ゲートを開いて一気に地球に攻め込むことに失敗したヨドン軍は、悪の組織としてはおなじみの怪人を送りこんでのチマチマした戦略へのシフトを余儀なくされることに。そんなわけで最初に送り込まれてきたのがラグビー邪面…いや、思いっきり黒十字軍の仮面怪人じゃないですかこれ。引き連れているのがゾルダーじゃないことに違和感を感じるぐらい。まさか令和のこの時代に、顔だけかぶりもので首から下はマントに全身タイツという昭和感あふれる怪人を見ることになろうとは。一周回って新鮮です。まじめなんだかふざけているのかわからない言動ややられかたまで完全にゴレンジャー。そしてラグビー邪面が倒されると、闇の保険とかいうお前らほんとに軍隊かと言いたくなるようなシステムが発動し、邪面獣が送りこまれてくることに。怪人が巨大化するのではなく、怪人に対応した怪獣が送りこまれてくるというのも、バトルフィーバーJデンジマンのような巨大ロボ戦が導入された頃のお約束を彷彿とさせますね。それに対してキラメイジャーは、魔進ファイヤ、ショベロー、マッハが合体したランドメジで対抗。既にその前段で登場したジェッタとヘリコが合体したスカイメイジといい、5体合体ロボの前に3体合体、2体合体の中型、小型ロボがあるというのは、ロボ好きの心をくすぐりますね。キラメイジャーの名に恥じぬ、電飾キラッキラの姿も夜間戦闘のシーンに実に映えていい感じです。これはますます、これから先が楽しみですね。