BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード31 感想

 邪面師を倒して充瑠と宝路以外のメンバーが仕事に戻った直後、邪面獣が出現。2人だけで対応に当たるが、邪面獣の光線を受けたキラメイジンとギガントドリラーは、なんとおもちゃサイズまで小さくされてしまうことに…。

 

 クリスマスはもうちょっと先ですが、明らかにそれとわかるおもちゃ販促回。戦隊の販促回というのは、とにかくその時点で登場している全てのメカをフルで動かすというのが基本でしたが、まさかおもちゃそのものを使って販促回を作ってしまうとは。しかも、それと同時にストーリー面でも、母に心配をかけまいと気丈に振る舞っていても心には寂しさを抱えていた男の子を充瑠が助けるという、ウルトラマンギンガSの「ガンQの涙」を彷彿とさせるハートウォーミングな物語を描くという、キラメイジャーらしい手抜かりのなさ。また一つ、スーパー戦隊の歴史に名を刻んだように思えます。

 

 それにしてもヨドンナ、ポンコツ化が止まりませんね。敵の巨大ロボを小さくして捕獲しようという目的自体は意義がありますが、小さくした後探すのにもたもたしてる間に、通りすがりの子供にロボを拾われてしまうって…。小さくする前にロボに発信機を取り付けておくとか、そういうのは考えなかったんでしょうか。そもそもこの場合、ターゲットとして狙うべきは現状キラメイジャーの最高戦力であるグレイトフルフェニックスでしょうに。どうやら戦術的目標を達成することよりも、魔進を捕獲していたぶることが頭にあったようですが、戦略や戦術上の目標よりも個人の私情や趣味を優先するようでは、先任のポンコツ二人と何も変わらないぞヨドンナ…。