BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード9感想

 瀬奈の主役回。第2話も彼女の存在がカギとなる回でしたが、あれは充瑠がリーダーとしての第一歩を踏み出す回としての意味合いが強かったので、本格的な彼女の主役回は今回が初めてと言っていいでしょうね。ただ、それが百人一首とは相変わらず斜め上を行ってるのですが。

 

 今回の邪面師、ヒャクニンイッシュ邪面。邪面師をクランチュラが生み出しているのか、それとも元からいるのを送り出しているだけなのかはわかりませんが、相変わらずどういうセンスなのかわかりません。例によって安上がりなデザインですが、やることは人々の頭に百人一首の札を貼り付け、上の句を読み終わるまでにとれないかお手つきをするかで爆発する「地獄百人一首」を仕掛ける凶悪ぶり。さらに本来の百人一首とはまるで違うヨドン百人一首まで仕掛けてくる…のですが、お手つきの心配がなくなったことで相手の視線の動きだけに集中して得意のスピード勝負に持ち込めるようになった瀬奈によって、絶対有利なはずの勝負で完敗を喫するとはなんとも間抜けな末路でした。「こんなお遊びはもうやめだ!」とか言ってましたけど、ヒャクニンイッシュ邪面が百人一首を否定したらお前自身の存在全否定だろ…。

 

 さて、前回ジャメンタルに目覚めてパワーアップした…はずのガルザですが、パワーアップして早々今回やったことはと言えば、無駄にいい声で百人一首の読み手を務める→卑怯者と罵られ(オーラが増すことを確信して)喜ぶ→再び無理やり合体させられても特に抵抗することなく邪面獣撃破→そのまま何もせず撤退。パワーアップしてやることがそんなんでいいのかお前…。

 

 それにしても、瀬奈の旧友の真木埜。彼女のとっていた言葉で動揺させお手つきを誘う戦術って、競技かるたのルール上は問題ないんでしょうか。同じように打者に後ろからささやきかけて動揺を誘うノムさんささやき戦術は今でも使われているので、おそらく野球界ではルールの範囲内なんでしょうけれど…。