BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード13 感想

 鮮烈な登場を果たしたキラメイシルバーことクリスタリア宝路でしたが、宝探しに出ていて王国壊滅の際に留守にしていた兄をいまだ許せぬマブシーナ。しかし充瑠は、宝路の行動を見て一見いい加減に見えるその人物の本質を見抜くことに…。

 

 宝路の素性について、早くもいろいろなことが明らかに。クリスタリアの王子なのに見た目は地球人そのものなのは、単純にもともと地球人だったから。当たり前と言えば当たり前ですが、けっこう驚きでしたね。しかし、体に入りこんだモンストーンを抑えるためにキラメイストーンを体に埋め込んで以降は外見上歳をとっていませんし、肉体的には地球人よりもクリスタリア人に近いか、あるいはクリスタリア人そのものなのかもしれませんが。充瑠の見抜いた通り、本当は人助けが好きなのにそれを脇に置いて妹から白い目で見られながらも宝探しを優先しているのは、よほどその宝探しが重要な使命なのでしょうね。宝のありかをオラディン王がわざわざ暗号のようなかたちで書き残しているのも、そう簡単に見つかってはならないものなのでしょう。そしてどうやら、ガルザもまた宝路が探しているお宝の正体を知っており、二人の間には単に親の仇というだけではないただならぬ因縁がある様子。ますます面白くなってきました。

 

 一方、今回も充瑠は非凡な人間観察眼を存分に発揮。もしかして彼が学校では浮いていたのも、あまりに正確に人の本質を見抜いてしまうこの観察眼のせいだったのかもしれません。地底へ向かう際の采配も、単に車両系の魔進で地底に向かうだけでなく、ランドメイジに合体して邪面獣を戦うことをちゃんと想定していたのが見事でしたね。しかし今回、邪面獣だけしか出てきませんでしたが、邪面師はどうしたんでしょうか。前回のインセキ邪面が集めた闇エナジーと闇の保険で呼び出されたのかもしれませんが、隕石とハエジゴクとではまるでつながりがありませんし…。