BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンZ 第4話感想

 ついに完成した特空機2号・ウインダム。しかし、ユカによる当初の設計とは異なる仕様による建造のため、起動に必要な電力を充電するために必要な時間が大幅に増えてしまうという問題を抱えていた。充電時間短縮のための対策を打ちだすべくユカが焦る中、地底怪獣テレスドンが出現し…。

 

 今回は何といっても特空機2号・ウインダムの活躍につきますね。上からのお達しに従った結果、当初の仕様通りなら発生してない問題を抱えてしまうというのは、システム系や技術系の会社に勤めている人ならものすごくリアルに感じられますね。こういう問題に粘り強く取り組む技術スタッフの姿をしっかりと描くこの番組は、ロボットアニメファンの心をがっちりとつかむわけですが、問題の解決のカギになるのが以前倒したネロンガの角というのがウルトラマンならではですね。倒した快獣の生体部品を使ってロボットを改良・強化するというのはなんだかモンハンみたいな感覚ですが、これは今後もある展開なんでしょうか。さて、無事起動相成ったウインダムですが、セブンガー以上の性能という触れ込み以上の大活躍。カプセル怪獣の方のウインダム同様の額からのレーザーショットに加え、手首を高速回転・帯電させてのコークスクリューパンチ、ホバーから一気に距離を詰めての体当たり、さらには全身からのミサイル発射と、驚くほど多様な機能と武器を引っ提げての鮮烈なデビューを飾りました。これなら今後もゼットの心強い仲間として、セブンガー同様活躍をしてくれそうです。

 

 一方、ネロンガゴモラに続き第一作からの登場となったテレスドンですが、カブラギが生み出した怪獣メダルによって思わぬ姿にパワーアップ。まさかジラースとは…。スペル星人みたいに存在自体を抹消されたわけではありませんが、今となってはそのまま姿を映すのはちょっと問題がありそうな怪獣を、こんなかたちで登場させるとは夢にも思ってませんでした。しかも襟巻きから超振動波を発射したり、明らかに我々の知るジラースでは見たことのない攻撃を使ってくるし。しかし、ベリアル融合獣とは違って、怪獣に別の怪獣のパーツをつけることで能力を付加するという怪獣メダルの描き方はなかなか面白いですね。今後も意外性のある組み合わせを見せてくれるかどうか、楽しみです。

 

 さて、無事事件解決後、一人ほくそ笑むヘビクラ隊長。またジャグってますよ…と思ってたら、次回予告。思いっきり出てきてるじゃねぇか!!