BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンZ 第8話感想

 ピット星人から手に入れた怪獣の細胞をもとに、合体怪獣トライキングへと変身するカブラギ。さらに強化されたファイブキングの前に絶体絶命のピンチに陥る中、ゼットは新たな姿へと変身を遂げる!

 

 当初から明かされていたゼットの3形態の最後の一つ、ガンマフューチャーがついにお披露目されましたが、想像以上の強さに度肝を抜かれましたね。ティガ、ダイナ、ガイアの平成三部作ウルトラマンのメダルで変身するガンマフューチャーですが、その強さはまさにこの3人のウルトラマンの結集そのもの。まずはガイアのフォトンエッジのような技を両手から繰り出し、そこからティガ、ダイナ、ガイアの3人に分身。ガイアに至ってはそこからスプリームバージョンにまで変身し、3人で一斉攻撃。ダメージを負ったファイブキングをティガスカイタイプのティガフリーザーのような技で全身凍結させ、体を縮小させてファイブキングの中へと侵入し、内部から爆砕! 平成三部作ウルトラマンに超能力戦士という印象は格別抱いていなかったのですが、確かにあの3人の力を合わせたらこのぐらいすごいことになるわ、と納得しました。あまりにも強すぎて、基本3形態の一つというよりは、アルファエッジやベータスマッシュよりも一つ格上という感じがするのですが。

 

 しかし、それと同じぐらい強烈な印象を残したのが、ユカのマッドサイエンティストぶりですね。トライキングが出現して人々が逃げ惑う中嬉々として怪獣を観察し、ハルキが落としたゼットライザーを拾って大はしゃぎし、ピット星人に対して満面の笑みを浮かべながら「研究させて~!」と迫る。ある意味怪獣や宇宙人よりも怖いですよこんな人。もしセレブロがカブラギではなくユカに寄生していたら、寄生したはずのセレブロの意思そっちのけで好奇心の赴くままヤバい怪獣メダルをモリモリ作っていたかもしれないし、そう考えるとセレブロがカブラギに寄生したのは不幸中の幸いだったのかも。ネットでは、ジャグジャグさんが正体を隠しているのはユカが怖いからでは、とか言われていましたが、あながち間違ってはいないかもしれません。