BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーゼロワン 39話 感想

 サウザーとの共闘によりアークを退けることに成功したゼロワン。しかし、謝罪の言葉を述べる垓に対して、或人も不破も唯阿も許すつもりは毛頭なし。そりゃあそうだろうとしか言えないのですが、もしかしてこの人、謝罪したいという気持ちは確かにあるんだけど、自分のやってきたことがもはや何をしようが許されるレベルをとっくに超えているということを理解していないんじゃないでしょうか。大体、こうなった経緯を知らない不破と唯阿から見れば、ついこのあいだまで自分たちの頭に埋め込んだチップで人を道具扱いしてきた奴が、AIBOを抱きながら謝って来たら頭がおかしくなったか、それともまた何かよからぬことを企んでいるんじゃないかとしか思えないでしょうに。

 

 一方、迅からアークの狙いがゼアであることを聞き出した或人は、アーク打倒のカギとなる情報をゼアが知っているのではないかと考えてゼアにアクセスするも、ゼアの回答は、そもそもゼロワンは対滅亡迅雷.netを想定して開発されたものであり、もともとその登場を想定していなかったアークに対抗できるようにアップデートを行うことは不可能、というもの。それならば、と、自らアークの予測を超える仮面ライダーの開発に取りかかる或人。そもそも登場すら想定していなかった敵に対抗するために新たなベルトを開発する、というのは合理的かつ今までになかった展開でよいのですが、本郷や戦兎のような天才科学者ならともかく、もとはお笑い芸人だった或人にそんなことができるんでしょうか。この開発に博士ボットのような技術系ヒューマギアや唯阿、垓が協力するという流れだったら、ずっと納得は行くし味方側の技術を総結集するという熱い展開にもなるのですが。

 

 その後、アークが操った雷によって誘き出された或人はアークによってベルトを奪われ、それを使ったアークによってゼアが乗っ取られてしまうわけでしたが、既に新しいベルトを作り出しているのでゼロワンドライバーを壊されてもそんなに問題はなさそうだし、ゼアの方も最近はプログライズキーを作ったりしないのでこちらも乗っ取られたところでそんなにダメージがなさそうな気がするのですが…。