BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード17 感想

 ついに探し求めていたお宝のありかを突き止めたという宝路。ただし、洋館の中にあるというそのお宝を手に入れるためには、謎の男が仕掛けてくるゲームをクリアしなければならない。ゲームをクリアするために協力を求めてきた宝路に対し、為朝は仲間と相談したうえでそれを引き受けるが…。

 

 宝路の宝探しがただの道楽などではなく、何か重大な目的があってのことと気が付いていたキラメイジャー。いまだその目的を明かさぬ宝路からそれを聞き出すため、なにより彼を真に仲間として受け入れるため、為朝を中心として一丸となって彼の宝探しに付き合うキラメイジャーの物語。いやぁ、本当にキラメイジャーの結束は素晴らしいですね。多くのスーパー戦隊が終盤になってようやく手に入れるような固い絆を、この時点で既に手に入れてしまっているようにも思えます。特に為朝と充瑠のツーカーぶりときたら。キラメイジャー特有の、対怪人戦闘と巨大戦の同時展開も、チームがそれぞれ別々の場所にありながらも心を一つに戦っていることを補強する演出になっていました。追加戦士がチームに溶け込むにはいつも時間がかかるものですけど、親子ほど年の離れた若者たちが自分のためにここまで体を張ってくれているのならば、40を過ぎたオッサンが心を開かなければならないのは当然のことでしょう。宝路自らがキラメイストーンとなってギガントドリラーを起動するというのは度肝を抜かれました。

 

 そしてついに明かされる宝路の目的。それは、4つ集めればどんな願いも叶えられるというカナエマストーンを集め、マブシーナを救うこと。「このままではマブシーナは闇の呪いによりこの世から消えてしまう」…衝撃的な宝路の告白、その詳細とは。