BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード28 感想

 見えない敵との交戦で大ダメージを負ってしまった魔進たち。彼らを救うためには聖地アタマルドへ行かなければならないが、唯一そこへ行くことができるハコブーは、バカンスの間にクリスタリアが滅ぼされオラディン王を失ったことに絶望し、南の島に引きこもってしまっていた。ハコブーを連れ戻すため、充瑠と時雨は南の島へと向かうが…。

 

 時雨の主役回と言えばギャグ回。もはや視聴者にもスタッフの間にもそんな共通認識が確立してしまった感がありますが、こんなピンチの状況にあっても揺るがないあたり、どうやらそれは我々が思っていたよりも固いものだったようです。充瑠とのコンビで妙に完成度の高いぺこぱの漫才のコピーをやるわ、謎のイメージ映像と共に歌を披露するわ(途中でCMに入るのも絶妙)、いつも以上のやりたい放題でこっちの腹筋を崩壊させてくれました。しかし、本人曰くそれらは全てフリで、本命の渾身の泣き落としで見事にハコブーの涙を誘い、協力を得ることに成功。「たとえ演技でも心を動かすことができるなら本物」という充瑠も、相変わらず人を褒めるのが上手です。邪面獣プロジェクターゴモリュウの前に苦戦に陥っていた仲間の元へ、ハコブーと共に二人が救援に駆けつけたところで今回は終わり。しかし、エンディングの歌ですら「変だよね」で締めくくるとは、どこまでも徹底しています。