BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーセイバー 第16章 感想

 新章突入。前回飛羽真が上條に仲間とともに戦うと誓ったばかりなのに、その仲間たちと決裂する回。あんな見るからに怪しい女にちょっと言い含められただけであっさり飛羽真たちを疑ってしまう倫太郎たちもチョロすぎるとは思いますが、蓮はもともとあんなだし、倫太郎は育ての親同然である組織を疑うことはできないし、尾上と大秦寺は賢人の父や上條の件もあって目次録の扉に入って大いなる力の一端に触れた飛羽真の変節の可能性を否定できない、と各人なりにそうなるという筋は一応立ってはいました。問題なのはどっちかというと飛羽真の方。前回も書いた通り、具体的な根拠も出さずに組織を疑っていた上條の言うことを信じる方がおかしいし、それを信じて行動するにしても、組織を疑っているなどと言うことを同じ組織で働いている仲間たちにバカ正直に話す方がどうかしているし、自分から事態を悪化させているとしか思えません。普通だったら組織への疑心を表には出さず表面上は従順に従うふりをしながら、慎重に組織の裏側を探っていくというのが肝要というものでしょう。新章に突入しても相変わらず、やりたいことはわかるのですがそのための手続きが圧倒的に足りていない…。