BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

機界戦隊ゼンカイジャー 第25カイ! 感想

 トジテンドが送り出してきたヒドケイワルドによって、トジテンドが侵略を開始した日まで時間が巻き戻されてしまう。時間を巻き戻してゼンカイジャーの結成を妨害しようとするヒドケイワルドだったが…。

 

 ゼンカイジャーに勝てないからといって、とうとう時間を巻き戻してゼンカイジャーの結成を妨害しよう、というスケールはでかいけどなりふり構わぬ作戦に打って出たトジテンド。が、ヒドケイワルドがゼンカイジャーの結成を妨害しようとバラシタラやイジルデに協力を求めるものの、過去の彼らは当然ヒドケイワルドのことなど知らないので、ひたすら邪険にされて痛い目に遭わされるというひどいことに。過去の時間の知り合いに自分のことを信じてもらえないって、バック・トゥ・ザ・フューチャーみたいにタイムスリップものの主人公が苦労するポイントなのに、どうして悪役のこいつが苦労する側に回るのか。ステイシーにもゾックスが現れる直前に「界賊に気をつけろ」と警告するものの、ゾックスのことを「歌って踊るわけわからない奴ら」としか説明できなかったので、「わけわからないのはお前だ」とやっぱり撃たれるヒドケイワルド。「歌って踊るわけわからない奴ら」としか言えないのは事実だし、そんな奴が現れると言っても信じてもらえないのは当然だしで、どう考えても詰んでます。どこまで始末に悪いんだ、あのヨホホイ。まぁ、仮にステイシーが信じだとしても、根が素直なステイシーではあの暴虐極まるヨホホイ相手にどこまで気を付けることができたやら。結局ボコられ騙され弱みをつかまれ強請られることになったんじゃないでしょうか。そうこうしているうちに最初に時間を戻した時点まで進んでしまい、改めて時を戻そうとしたものの、実はずっとセッちゃんから通信を送られていたゼンカイジャーはヒドケイワルドのことなど先刻承知で、あっさり撃破されてしまうヒドケイワルド。みんなから信じてもらえたセッちゃんとは対照的に、仲間の誰からも信じてもらえず、半年間無駄な努力と知らずに頑張った挙句あっさりやられ、怒り心頭のボッコワウスに巨大化のチャンスすら与えてもらえなかったとは、こんなにかわいそうな怪人がかっていたでしょうか…。