BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーギーツ 第23話感想

 チラミのヴィジョンドライバーを奪ったベロバの前に立ちはだかり、仮面ライダージーンに変身するジーン。襲いかかってきたバッファとナッジスパロウは苦も無く撃退したものの、ベロバはそのまま逃走し、「創世の女神」によって世界を作り替えようとするものの、ゲームマスターとプロデューサーの2人の権限がなければ不可能というセキュリティの前に失敗する。ベロバがドライバーを持ったままではデザグラの続行も不可能なため、英寿らはドライバーの奪還のためにジャマーガーデンに攻め込むことになるが…。

 

 前回はゲームマスターの独走によりお流れになり、今回はゲームマスターがドライバーを奪われるという大失態によりゲーム続行不能となったデザグラ。こうも問題続きでは、私がオーディエンスだったら苦情の電話を入れますけどね。しかもこれはチラミの不始末だというのに、なぜか運営ではなく英寿らがドライバーを取り返しに行くというよくわからない羽目に。仕事しろ運営。

 

 そんなわけで始まった一大決戦ですが、その中で衝撃の事実が明らかに。デザグラの運営とオーディエンスは未来人であり、デザグラとは彼らから見れば過去の人間である英寿らをエンターテインメントの対象として楽しむゲームだったのだ、と。まぁ、これまでに出てきた断片的な情報から判断しても、おおよそそんなところだろうなとは思っていましたけど。我々がギリシア神話や戦国時代の人物をエンターテインメントにしているように、というジーンのたとえ話は耳が痛いですね。特に戦国時代に関しては、いろんな作品でいろんな織田信長を作りまくったりしているので。まぁ我々はあくまで創作の中で遊んでいますけど、デザグラは過去の人間とはいえ実際に生きてる人間を駒にしてるわけですから、やっぱりタチ悪いですね。

 

 英寿がその真実を知ったところで、ベロバは巨大ロボのような仮面ライダーベロバに変身。とんでもない大爆発を引き起こし、まさにデウスエクスマキナのように全てを終わらせにかかりましたが…。