BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンブレーザー 第2話感想

 バザンガを退けて早々、新設された特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD」の隊長への就任を拝命したゲント。既に選抜されていた部下たちとの面会を経て早々、港町に出現した深海怪獣ゲードスへの対応を命じられることになり…。

 

 昔と違って物語開始の時点で防衛チームが結成ホヤホヤ、というのも珍しくはなくなって久しいですが、SKaRDの場合は特に急造感が強いですね。特にSKaRD移動前哨。これまでの防衛チームのクルマの中で最も地味なのは間違いないですね。防衛チームのクルマというよりは、内装施工の業者が使ってるクルマと言われた方がまだしっくりくる見た目です。危険な怪獣との戦いの最前線に赴く特殊部隊のクルマがこれでいいんでしょうか。アースガロンと携行火器一式に予算を取られた結果というのも変なところでリアルです。

 

 そんなバタバタした流れでの結成早々、深海怪獣ゲードスとの戦いに投入されたSKaRD。それなりに戦ったところで、ゲントのポケットの中で熱を発するブレーザーストーン。変身したいという意思表示ならもっとやりようがありそうなものですが、前回何の説明もなしにゲントを強制的に変身させたことといい、しないのかできないのかは知りませんが、とにかく言葉によるコミュニケーションが全くないですねブレーザー。前回はプリミティブな戦いぶりでこちらを呆気に取らせたブレーザーですが、今回は海に逃げたゲードスを長く伸ばしたスパイラルブレードを釣り竿代わりに一本釣りするという、ウルトラマンタロウかとツッコミたくなるような破天荒な戦いぶりを見せてくれました。そのままブレーザーランスを投げつけ、空中で串刺しにされたゲードスは鮎の塩焼きさながらにこんがりと焼けた後爆散。まだ2話しか経っていませんが、早くもノリの振れ幅の大きさに困惑しております。

 

 そして見事初任務で怪獣を撃破して帰還したSKaRDメンバーにお披露目される、SKaRDの目玉である対怪獣巨大ロボ・アースガロン。そして参謀長から「これを使ってウルトラマンより先に怪獣を倒せ」と命令されるゲント。まぁ上からの肝いりで始まった新規事業ですから早く結果を出すことが求められるのは当然ですが、「作戦を成功させなければ解散だ」と何度も上から脅されていたMATは見たことありますけど、ウルトラマンよりも怪獣を先に倒すことを上から要求される防衛チームはさすがに初めて見ますね。