道長とベロバに続き、景和とケケラ決着編。自分の思い通りにならないとなった途端に公衆の面前で辱めようとするとは、ケケラもベロバのことをとやかく言えないぐらい悪趣味でしたが、怒りで頭に血が上っていたのか、大智が育てたジャマトを仕掛けに使ってしまったこと、景和だけでなく大智も連れてきてしまったことであえなく仕掛けを破られ形勢逆転を許してしまったのは、なんともお粗末でした。結局、景和が仮面ライダーとして完成するための最後の壁としての役割を自ら果たすことになったのは皮肉な話です。ただ、ベロバもそうでしたがこいつらなりに満足しながら消えていったのは、こういう悪党はもっと絶望や後悔に苛まれながら最期を迎えて欲しいというのが正直なところなのですが。あと景和、お前が本当に仮面ライダーになれたかどうかは、また姉ちゃんに何かあった時に、それでも世界平和を守る仮面ライダーとしての自分を貫けるかどうかだからな。それにしても大智、ライブ感だけで生きているというか、この目まぐるしいキャラの変遷はどこぞの自称神にも近づいてきましたね。
一方、英寿の意志を完全に失わせて創世の神にするために乗り込んできたジットでしたが、英寿が自らの力で呪縛をほどいて自由を取り戻したため、遂に仮面ライダーリガドに変身して戦うも、こちらも返り討ちに遭う羽目に。しかし、突如現れたスエルがその体を吸収。特に何の説明もありませんでしたけど、ギーツにやられたときの傷を回復するまでの時間稼ぎとしてスエルが生み出した分身みたいなものだったのでしょうか、ジット。そして上空に現れた複数の大型モニター越しに「終幕のデザイアグランプリ」の開催を宣言するスエル。未来人、大型モニター好きだなぁ。ベロバ、ジット、ケケラに続いてこれでもう4回目なので、市民も「また変な奴がなんか言ってる」ぐらいにしか思わないんじゃないでしょうか。
