BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーギーツ 第28話感想

 ジーンの目の前で絶体絶命の危機に陥った英寿でしたが、間一髪駆けつけた景和と祢音の救援が間に合い危機を脱することに成功。目の前で大切なものを失いかける恐ろしさを初めて実感として味わい、その苦しさを吐露するジーンに、2000年ものあいだ「エース」という名で生まれ変わりを繰り返しながら、生き別れとなった母と、自分が生かされている意味を探し続けていると、自らの抱える秘密を明かす英寿。生と死を繰り返しながら答えを探し続ける英寿と、死のリアルを知ったジーン。2人の心の交錯が、プレイヤーとサポーターという関係を超えて絆を生み、その結晶としてブーストマークⅡの欠点を克服したレーザーブーストフォームに結実するという展開は、令和になってからおなじみとなっていた危険性のある中間フォームの克服の仕方として、一番納得のいくものではなかったでしょうか。

 

 その圧倒的な力の洗礼を受けて粉砕されたグレア2。変身解除されたベロバの前に現れる道長。「守ってくれるの?」「ああ、そのベルトはな」こんなセリフを言ったら、次にはベルト奪って返す刀でベロバを始末するのが普通なのに、ちゃんとベロバも連れ帰るんだから、やっぱり迷走はしてても根底の人の良さが隠しきれてないなぁ、道長…。