王の証の力の封印が解かれ、さっそくその力を試してみる王様たち。しかしカグラギは自分の出した炎で火だるまとなり、それを消火しようとして吹雪を出したリタはコチコチに。そんなとき、突如ミノンガンが襲来。そのビームを浴びてしまい、ギラたちだけでなく居合わせたスズメとモルフォーニャまで、記憶が10年以上前まで戻ってしまった…。
もう45話と大詰めですが、ここへきてスズメとモルフォーニャの過去について掘り下げてくるとは驚きですね。しかもモルフォーニャは罪人の子供だったという、思ってたより重いバックボーンが明らかに。接点はあまりないかと思っていたスズメとモルフォーニャでしたが、かつてスズメは王の妹という生まれのために愛する人を見つけてお嫁さんになるという夢をあきらめかけていて、モルフォーニャは罪人の子という生まれのために裁判長になるという夢をあきらめかけていたという、どちらも生まれに起因した事情で夢をあきらめかけていたという過去があり、なおかつその諦めかけていた夢がいまや叶っているという共通点があったというのが秀逸です。そしてカグラギとリタは言葉とは裏腹にそれぞれスズメとモルフォーニャの願いがかなうことを願っていたと…毎回毎回、ほんとによくできた脚本ですねえ。
