BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガッチャード 第30話感想

 新学期が訪れ、3年生へと進級した宝太郎達。そこへ宝太郎の幼馴染・静奈が転入生としてやってくる。予期せぬ幼馴染の登場にりんねの心がざわつく中、さらに廃部の危機に瀕した演劇部を救うためのロミオとジュリエット上演で誰がジュリエット役を演じるかまで絡んできて…。

 

 今回は本題に入る前に、各部による新入部員勧誘のシーンで唐突に出てきて漫才を披露した2人に触れないわけにはいけませんね。いやほんと、なにを何の前触れもなしにいきなり出てきやがる、雉野とソノザ。ただでさえドンブラは腹筋に悪いというのに。物語的にもいよいよ本格的に新章に入るっていうタイミングで、主役を食いかねない奴らを出すんじゃありませんて。

 

 で、物語の本題ですが…いよいよガッチャードにも来るべきものが来たか、という感じですね。本作のメインライターの長谷川圭一氏のここ最近の代表作と言えば、グリッドマンを原作としたSSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENONであり、どちらも怪獣との戦いの一方で高校生の男女による見ててムズムズしてくるような甘酸っぱい恋模様が描かれていたので、同じく主人公が高校生であるガッチャードでも当然そういった展開はあるだろうと予想はしつつもなんだかんだで2クール経ってしまったわけですが、ここへきて宝太郎の幼馴染投入により彼に対するりんねの感情を自覚せざるを得なくするというこれ見よがしな手に打って出てきたということは、いよいよ本腰上げてここに取り組んできたなという感じがしましたね。実際りんねはもともとは明るい性格だったけど幼い頃の出来事のせいで曇っていた、という点ではSSSS.DYNAZENONの夢芽と似たところがあるので、宝太郎への感情を自覚してそのうえで弾けたら、夢芽みたいな恋愛怪獣浮かれポンチになりそうな気がしないでもない…。

 

 そんな恋愛模様の一方で、結局鏡花さんの助手に収まったラケシスと、彼女を連れ戻しに来たクロトーのシーンもなかなか面白かったですね。こっちはこっちで、スパナとラケシスがどんな関係になっていくかが楽しみですが。しかしクロトーよ、産みの親であり上司でもある男が、世界を金ピカに染め上げるのが夢なんていう壊滅的な美意識の持ち主だったら、ラケシスでなくとも愛想尽かして出ていきたくもなるでしょうよ。お前ももっと素直になっていいんだぞ…。