以前コウセイが現場調査を手伝わされた女性が太陽倉庫を訪れた。アユムの恩師でもある彼女、ウタ サユキは天才科学者である一方非常にマイペースな人物だったが、彼女とのやり取りも束の間、宇宙からソラトの抹殺のために遣わされた刺客が現れる…。
12話で先行して登場して、半ば強引に怪獣の現場調査を手伝わせてコウセイを立ち直らせた女性。やはり彼女の正体はかねてからアユ姉の話に出ていた彼女の恩師である天才科学者・ウタ サユキでした。怪獣に対する知見やデータがほとんどないこの世界にあって、既に怪獣探知機を開発しているなど驚くべき頭脳の持ち主である一方、性格は非常にマイペースで地位や名誉には関心がなく面白いかどうかが行動の基準になってるような人のようですね。オメガに対しては客観的に見て決定的な証拠が出るまでは人類の味方と断定するのは避けるべきと考えているようですが、客観的に見てもこれまでのオメガの行動は人類を守っていると判断できるだけの根拠はあると思うんですがね…。
そんな中、まるで未来から来た殺人アンドロイドみたいな登場の仕方をした、宇宙から来た謎の男。彼の来訪を感知してやってきたソラトと常人離れした格闘戦を繰り広げたのち、その正体であるゾヴァラスとして巨大化。ソラトもオメガに変身して戦闘を開始するも、なんとゾヴァラスもメテオカイジュウを召喚。オメガと同じようにメテオカイジュウを使役し、武器に変えて使用、さらにオメガがアーマーとして纏っていたトライガロンのコントロールを一時的に奪ってオメガを攻撃させたりと、オメガを大ピンチに追い込むことに。しかし、戦闘の騒ぎで飛び立ったカラスの群れの鳴き声を聞いてなんらかの不調をきたしたような隙を見せ、その機を見てオメガが放ったオメガスラッシュをバリアで防ぐと、あちらもオメガと同様の活動限界時間に達したかのように姿を消して撤退。無機的な印象の黒い昆虫のような体に発行体、奇怪な音を発するなどの特徴は明らかにゼットンのオマージュですが、後半戦に突入して早々、オメガの過去に深くかかわっていそうな強敵が表れましたね…。