BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の特命戦隊ゴーバスターズ

 さて皆さん。近々開催される総合格闘技のイベントのチラシを手に、ノリノリでヒロム達を誘うマサト。そんなとき、メガゾードの転送反応が。その数、なんと4。ヒロムがエースで出動するが、メガゾードともどもイベントドームの中に吸い込まれてしまいます。気が付くと、エースが立っていたのはプロレスのリングの上。そして、実況アナウンスとともに現れるメガゾードα、そしてエンター。今ここに、反則ありなんでもありの1対4の変則デスマッチが幕を開けます。それでは! メガゾードファイト! レディィィィ、ゴー!!

 とまぁ、異色ガンダム風に言うとそんな話。ロボットがメインの戦隊というゴーバスターズという作品の特色を、これ以上ないぐらいに直球に出してきましたね。凶器攻撃をするβ、ムエタイを使いワイクルーまで舞うγ、ボクシングスタイルのδと、メガゾードたちも妙に人間臭かったです。4体のメガゾードを一人で相手にするというかつてないハードな戦いに、ヒロムもエースもボロボロに。そんなヒロムに、ここでギブアップするなら命は助けてやると持ちかけるエンター。その理由が「ここであきらめてくれるのなら人間はその程度のものだと安心できる」って・・・エンターさん、それって人間が怖いと言ってるようなもんじゃないですか。しかし、ヒロムはそれを一蹴。ここまでの戦いは一時間程度だが、両親を救うために鍛え続けてきた13年に比べれば1秒ぐらいにしか感じないというヒロムのセリフがかっこよかったです。

 一方、残りのメンバーはなんとかドームの中に入ろうと試行錯誤。その果てにたどり着いた事実は、なんとドーム自体がメガゾードサイズの巨大メタロイドだったということ。ライオーとエース以外のメガゾードが合体した新ロボ、ゴーバスターキングで強引にドームを根元から揺さぶるとメガゾードは正体を現し、中のエースとメガゾードを吐き出します。こうなればあとは一方的な展開。さっきまでエースとメガゾードの戦いを実況していたアナウンスもメタロイドでしたが、自分の最期まで実況しながら散っていきました。

 こうして危機は去り、しばらくリングは見たくないと言うヒロムをしつこくイベントに誘うマサト。チラシの裏には出場選手の顔写真が並んでいましたが、その中にはニワトリのマスクをかぶった覆面レスラーもおり、久しぶりにフリーズ(しかもひどい顔)したところで今回は終わり。せっかくかっこよかったのに・・・。