所属する警察署の年末防犯キャンペーンに、サンタガールの格好で駆り出される凜子。署長曰く、ファントム絡みの事件を追うことは国安から大目に見るよう言われているものの、他の署員への示しもあってこうなったとのこと。まぁ確かに普通の警察の仕事そっちのけでファントムを追ってるわけですから職場の同僚の評判はよくないかもしれませんが。新しいファントムが誕生すれば人が一人死ぬだけでなくさらに被害者が増えるわけですから、防犯という意味においてはこれ以上ないぐらい意義のある仕事ではあるんですけどね。文句を言う凜子に「どうせ彼氏もおらんだろう」と言ってはならないことを言って、凜子だけでなく他の女性警官の逆鱗に触れる署長（のちにトナカイコスの刑）。愉快な警察署ですけど、頼りにはならなそうだなぁ。
そんな公開処刑中のところを、運悪く晴人とコヨミに見つかってしまう凜子。「見てわからないから聞いてるんだけど」って、そこは察してあげようよコヨミ・・・。そんな折、いつものようにグールに襲われている青年を発見した晴人たちは彼を救出。不良風の風貌で晴人たちの言うことも聞かないが、行動を観察していると、なぜかいくつものバイトを掛け持ちして必死に働いている様子。クリスマスを「希望の日」と語る彼の真意は、自分が育った施設の子どもたちに匿名でプレゼントを贈ることだった。ちょっと前でいうところのタイガーマスク、最近ではスピードワゴン財団ですね。
そんなこんなで無事にプレゼントを買った彼だったが、その前にフェニックスが現れ、晴人は交戦に突入。前回彼を倒したフレイムドラゴンの必殺技も、今回は通用しない。フェニックス曰く、やられると強くなって再生するらしい。まぁそれぐらいでないと、本当にギルハカイダーみたいになっちゃいますけど。ウィザードを圧倒するフェニックスは、プレゼントを燃やしてしまう。ウィザードはウォータードラゴンに変身しフェニックスを撃破。これで2落ち。休む間もなくアンダーワールドに入り暴走する魔力の怪物を撃破するウィザードだったが、倒したところになぜかサンタクロースが現れ、彼にプレゼントを手渡す。その中身は指輪。現実世界に戻ってそれを使ってみると、燃やされたプレゼントが全て元通りに。「本物のサンタだったのか・・・？」と思わず驚愕する晴人。もしかすると、光の国からやってきたお父さんだったかもしれませんが。
それにしてもゲートを絶望させる使命そっちのけでウィザードと戦ってまたも敗れたフェニックス、あとでメデューサにきついお仕置きを受けたでしょうが・・・。ウィザードにまたもやられたことをそんなに気にもしていなかったようですし、もしかして・・・Ｍ？
