BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の獣電戦隊キョウリュウジャー

 今週の作戦担当は久々のキャンデリラ。人間のアイドルに変身してライブを開き、それに魅了された男たちをデーボモンスター・ホネヌッキーの力で骨抜きにしてしまうという作戦。えらく対象範囲が狭そうなうえに、オタクの喜びの感情を自分たちの神様の復活に使おうとしているのが、それでいいのかという感じですが・・・。まぁ、女性怪人を演じる声優さんが顔出しで出演するのは久しぶりでうれしいです。シンケンジャーで薄皮太夫を演じた朴璐美さんが、薄皮太夫の顔を演じたとき以来。あの時演じた役が、「恋人の侍と結婚の約束を交わすもその侍が別の女と結婚し、祝言の席に乗り込んで火を放ち、生きながらにして外道になった遊女」という子供向け番組とは思えないすさまじいものだったのと考えると、ずいぶん違いますが。

 駆け付けたキョウリュウジャーですがホネヌッキーはなかなかの強敵。そこへ駆け付けたキョウリュウゴールドのおかげで撤退に追い込めましたが、ゴールドはキョウリュウジャーの戦いぶりに対して辛辣な言葉をかけて立ち去ってしまいました。それに頭にきたアミィが文句を言おうと追いかけてみると・・・空蝉丸は言いすぎたことを一人で後悔していました。おまけに、それを見られたアミィには口外しないでくれと土下座で頼み込む始末。空蝉丸の語るところによれば、ダイゴはかつて自分が仕え、自分をかばって命を落とした殿様にそっくりであり、今度こそ強い自分を見せたいと思い、わざと無頼な態度をとっていたが、やりすぎたとのこと。それを聞いたアミィは、空蝉丸に協力することに。

 一方その頃、ノッさんが骨抜きにされたのを皮切りに、アミィを除く男4人は骨抜きに。ホネヌッキー曰く、女は骨抜きにできないそうで。一人で立ち向かいピンチに陥るアミィのもとに駆け付ける空蝉丸。そんな彼も「骨太」ゆえに骨抜きにはされませんでした。いろいろ制限があるなぁ、ホネヌッキー。空蝉丸の加勢によって形勢逆転、ダイゴ達も正気を取り戻し、ホネヌッキーを撃破するのでした。

 6人目の戦士が初期メンバーを力不足として参加を拒むというのはシリーズで何度もありましたが、逆に本人は参加したいのになかなか思うようにいかないというのは新しい。今回の話で一番かわいかったのが人間体キャンデリラでもアミィでもなく空蝉丸だったとは予想外でした。