ついに迎えた最終回。おばあちゃんが「最終回だから細かいことはいいんだよ」と身も蓋もないことを言ってましたけど、まさにそのとおりで最後まで完全に勢いで突っ走りましたね。
いきなり冒頭で真界皇の正体がテリー伊藤だと判明した驚きも冷めやらぬうちに、いきなりそのテリー伊藤が人間皆殺し宣言をして全ての黒幕だったことが明らかになるとは、さすがにこんな超スピードの超展開は予想できませんでした。しかしそのあとは、いたって王道のヒーローもの。ヒトミの激励で失意の底から立ち上がるゴウ、真界皇に立ち向かう光人たち、ジンの加勢、そして大いなる力の発動によって誕生する兆人ショウゲキゴウライガン。勢いで姿までスーパー戦隊っぽくなるのには驚きました。かなりかっこいいデザインなのに、ほんの数カットしか使われなかったのが実にもったいない・・・。そして押し寄せる千人兵たちに立ち向かうゴウたちで終わる、ガメラ3というかソードマスターヤマトというか、とにかくそんな終わり方。
徹頭徹尾雨宮監督と井上氏のやりたい放題を見させられた感じがしましたが、なんだかんだで楽しませてもらいました。話のほとんどが宇宙人のハチャメチャ異文化交流と、無自覚な悪女に振り回される二人の男と、ひたすらにエロイ秘書のどれかだったような気もしますが。また20年ぐらいしたらこんなノリのヒーロー番組を見てもいいかなぁ。