BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンX 第9話感想

 マックスパワー! マックススピード! あのウルトラマンが10年ぶりにTVへと帰ってきた!

 冒頭からいきなりピンチに陥っているエックス。その相手は、初めてウルトラマンを殺した怪獣としてあまりにも有名な宇宙恐竜ゼットン。最近はハイパーゼットンのように設定上さらに強いとされるゼットンも登場してきていますが、やはりオリジナルが一番説得力がありますね。

 エックスを絶体絶命にまで追い込みながら、なぜか姿を消したゼットン。再びゼットンが現れるまでにさらに強力なアーマーを開発する必要に迫られたダイチたちのもとにやってきたのは、スパークドールズの研究者だという当麻博士・・・おおお、カイトだ! マックスは劇場版に何度か登場していましたが、カイトの姿を再びTVで見られるのは実に10年ぶり・・・って、もうそんなに経つのか。エリーを演じていた満島さんが押しも押されぬ人気女優になるとは、あの頃は想像もしていなかったなぁ。

 ついに完成したゼットンアーマー。だがそれを装着したエックスは自由を封じられ、アーマーに操られてしまう。そこへ現れ、当麻博士を撃ったのは、もう一人のカイト。おお、DASHのスーツだ。実は当麻博士の正体はスラン星人であり、宿敵であるマックスを倒すためにダイチとエックスを利用することが目的だった・・・って、なんだか微妙に回りくどい作戦ですね。巨大化したスラン星人とゼットン、それに操られたエックスによって窮地に立たされるマックス。しかしダイチの奮闘によりゼットンアーマーを正常に戻したことで反撃開始。所詮スラン星人などマックスの敵ではなく、マックスギャラクシーによって撃破。そしてゼットンも、光波バリアを展開したまま超電磁スピンを放ったエックスによって撃破。ゼットンアーマー、完全にゴモラアーマーの上位互換っぽいですけど、今後ゴモラアーマーに出番はあるんでしょうか。

 戦いが終わり、ダイチに信じることの難しさと大切さを語り、自らの力を託して去っていくカイト=マックス。今回のカイトはカイト本人ではなくマックスが彼の姿に変身した姿だったんですね。マックスでゼットンが登場した回はゼットンの前にピンチに立たされたマックスのもとにウルトラマンゼノンが駆けつける話でしたが、今回は逆にマックスが救援に駆けつけるという話で心憎い展開でした。ダイチが手に入れたマックスのカードにはどんな力が秘められているのか、楽しみです。