BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンX 第17話感想

 カネゴンブースカと並ぶ円谷プロが誇るアイドル怪獣、ピグモンがXにも登場。今までの登場作品では絶海の孤島など人里離れた場所での登場ばかりだったピグモンですが、今回は田舎の街のとある家の近くにひっそりと住んでいて、その家に引っ越してきた女の子と仲良くなる・・・という、なんだかこういうジブリアニメ見たことあるな、という感じのお話。人間をかばって岩の下敷きになるというのもピグモンの出てくる話のお約束ですが、第一作と違って死なずに再び戻ってくるというのは時代というべきか。

 さて、現在使われているピグモンの着ぐるみ。おそらくはマックスに登場した頃から使っているものなのでしょうけれど・・・どうもこの着ぐるみ、可愛くないとずっと私は思っています。初代ピグモンと比べると、顔がでかい、両手の位置が高い、そもそも背がでかい(これは気のせいかもしれませんけど)のが主な差ですが、何と言っても最大の違いは、今の着ぐるみにはまつ毛がないこと。初代ピグモンはそれこそモデルばりの長いまつ毛の持ち主で、これが第一作の「小さな英雄」でデパートのおもちゃ売り場で眠っているシーンでの寝顔に何とも言えない愛くるしさを与えているのです。次にピグモンの着ぐるみを新造するときは、ぜひともまつ毛を復活させてほしい。

 いつもだったらピグモンとセットで出てくるのはレッドキングなのですが、今回の登場怪獣はキングゲスラ。ダークサンダーエナジーの影響でベムスターアーマーでも防げない麻痺効果のある針状の光線を発射する能力を手に入れ、弱点の背びれまで強化されているというかなりのパワーアップを遂げていましたが、こいつはこいつでカカオ豆が好物という妙に可愛いポイントがあるんですよね。