BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンオーブ 第24話感想

 地球から続々と逃亡する円盤と、出現直後に絶命した怪獣たち。相次ぐ異常事態が東京の地脈の交差点に眠るマガオロチの成体、マガタノオロチに起因するとジャグラーから聞いたビートル隊は、彼の助言を受けてマガタノオロチの覚醒前に新兵器で仕留めようとするが・・・。

 東京都民を避難させ超兵器で怪獣を抹殺しようとするという話はシン・ゴジラ、あるいはその原典である庵野監督の学生時代の伝説的な同人映像作品「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」、さらにその原典である帰ってきたウルトラマン第6話「決戦!怪獣対マット」を彷彿とさせますね。ともにウルトラセブンに登場した超兵器である高性能火薬スパイナーと超兵器R-1号の名前を組み合わせたスパイナーR1は名前からしてやばいですね。ガイの言う通りジャグラーが人間を助けるはずがないと思っていたら、やはり攻撃はマガタノオロチの覚醒を狙ったもの。どこまでも底意地の悪い男です。目覚めたマガタノオロチはもののけ姫のタタリガミを彷彿とさせる異形の怪獣ですが、ラスボスにふさわしくオーブスプリームカリバーをも飲み込む強さでオーブを撃破。そして脱走したジャグラーは、傷ついたガイの目の前でナオミを手にかけるという衝撃のラスト。オーブはマガタノオロチを倒せるのか。そしてジャグラーとの決着は、ナオミの生死はどうなるのか。予断を許さない中、ついに最終回を迎えます。