BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダージオウ 第27話感想

 ジオウⅡとゲイツリバイブの戦いに割って入った黒ウォズは、ゲイツをジオウから引き離すことには成功するものの、その圧倒的な力の前に手も足も出ず、起死回生のためのいちかばちかの手に打って出る。一方、スウォルツはツクヨミとの最初の出会いとなった、あのバス事故について振り返っていた・・・。

 

 ゲイツリバイブ、ゲイツ本人にかなりの負担を強いるフォームだったんですね。戦闘後に鼻やら耳やらから血を流して、明らかに脳にダメージを受けてそうにしか見えず、ゲイツの体がものすごく心配なのですが・・・。

 

 そのゲイツゲイツリバイブになる覚悟を決めさせた、例のバス事故でのツクヨミの行動ですが、やっぱりというかなんというか、ゲイツの勘違いでした。まぁ彼女がソウゴを守ろうとして発砲したのは読めていましたが、謎だらけなのがスウォルツの行動。これがツクヨミとの最初の出会いだったということは、バスに現れたスウォルツは2019年時点よりも以前の彼なのは間違いないですが、バスツアーそのものが将来の王となる人材を探すためというのは・・・。この時点で彼は、バスの乗客の中に後のオーマジオウその人となるソウゴが乗っていたことを知っていたのでしょうか。知らなかったとすれば自らの手でオーマジオウが誕生するきっかけを作ってしまったという間抜けなことになりますし、逆に知った上での行動だとしたら、彼自身が意図的にオーマジオウを誕生させたということに。さらにその後、ソウゴを含めた子どもたちをダイマジーンが大暴れするオーマの日に連れていったことからも、やはりスウォルツが求めていた「将来の王」とはオーマジオウだったとしか思えません。それは明らかに、アナザーライダーを生み出して新たな王を擁立しようとしている彼らタイムジャッカーの行動とは矛盾するもの。もともとスウォルツの行動は意図のわからないものでしたが、いよいよ何を企んでいるのかわからなくなってきましたね。

 

 前回全てを持っていった士の再登場ですが、こっちはこっちでスウォルツ以上に何をしに来たのかわかりませんね。わざわざバスの運転手に変装して乗りこんでいたということは、どこまでかはともかくあのバスツアーで何かが起こるということは確実に知っての上の行動のはず。にもかかわらず、スウォルツの行動を止めるでもなく最初から最後まで静観を決め込んだ士。何らかの目的でこのバスツアーで何が起きたのかを確認しに来たと考えるのが自然ですが、その目的とは何なのか、相変わらず皆目見当がつきません。

 

 一方、ゲイツリバイブの力に脅威を感じた黒ウォズは、打開策として白ウォズから仮面ライダーウォズの力を奪い取る一か八かの策に打って出ることに。それが功を奏して見事仮面ライダーウォズの力を白ウォズから奪い取った黒ウォズですが、ミライドウォッチはともかく、ミライドライバーはどこから持ってきたんでしょうか。それにしても気の毒なのは飛流ですね。子供の頃に巻き添えみたいなかたちで運命を狂わされ、ジオウにもゲイツにも勝てず、挙句にウォズに利用されるとは。