BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーセイバー 第20章 感想

 今回も今回とて、話は遅々として進まず。玲花に焚きつけられたとはいえ、蓮がメギドそっちのけで飛羽真に襲いかかったときは頭を抱えました。しかも乱入してきたデザストと息ぴったりの同時攻撃まで繰り出す始末。このあと飛羽真とノーザンベースの剣士たちが再び共闘する展開がやってきたとして、どの面下げてそこに加わるつもりなんでしょう、こいつ。デザストもデザストで、自分の本を取り戻して自由放免の身になったのはいいですけど、だからといってこの停滞した展開に変化をもたらせるような期待が全く持てないのですよね。ウィザードのグレムリンみたいに何考えてるのかわからない不気味な奴なら、ラスボスにだってなれる可能性まであるのですが、蓮に親近感を覚えていることからもわかるとおりただのバトルジャンキー以外の何者でもないので、せいぜいが適当に戦いに乱入して適当に場をかき乱すぐらいしかしなさそうなんですが。制作側もこいつの扱いを持て余していないことを願うばかりです。全くやる気なく芽衣にされるがままにベルトを装着させられて変身させられたユーリですが、あんなバカバカしい戦いに関わりたくないというのも至極当然でしたね。

 

 まぁそれでも飛羽真もようやく真の敵の正体を探るために具体的な行動を起こすことを決めたり、ソフィアの失踪にメギドが関わっていないらしいことを知った尾上と大秦寺が疑念を抱き始めたりと、そろそろとした足取りですが前には進み始めましたね。しかし大秦寺さん、前回のラストで残念そうな顔で「お前の剣からは何も響いてこなかった」って言ったの、まさか邪念が感じられなかったとかそういうプラスの意味だったんですか? だとしたらあまりにもわかりにくすぎる…。