BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

SSSS.DYNAZENON 第1話 感想

 「SSSS.GRIDMAN」と同じく、「電光超人グリッドマン」を原作としたアニメシリーズの新作がスタート。第1話を見てみましたが、さすがに空気感からして「SSSS.GRIDMAN」と共通のものを感じますね。ただ、おやと思ったのは、主人公たちがみな自らや家庭に関して問題を抱えており、心に傷を負っているらしいということ。こういうのは実写版の武史や「GRIDMAN」のアカネがそうであったように、これまでのシリーズでは敵側の人物の特徴として描かれてきたものであり、それを逆に主人公側に持ってきたことには、大きな意味があるに違いないでしょう。そんな主人公たちの事情を淡々と、しかし少し重苦しい日常を通して描く描写だけで前半が終わり、何とも言えない居心地の悪さを感じていたところで、突如街に出現し破壊を始める怪獣、そしてそれを迎え撃つ巨大ロボ・ダイナゼノンの登場と、急転直下とはこのことという感じの展開。のっけから人型のダイナゼノンから翼の生えた恐竜型のダイナレックスへの変形合体まで披露して、出し惜しみをする気が全くありません。ダイナレックスはどう見ても実写版のダイナドラゴンがモチーフに見えますが、コントローラーがダイナドラゴンのものと同じという以外にはダイナドラゴンとのつながりは当然ながら不明。怪獣使いを名乗る青年・ガウマは何者なのか。ダイナゼノンは何なのか。今回も怪獣は何者かが送り込んでいるのか。今回も最初から謎だらけですが、まだ物語は始まったばかりですので、四の五の言わず続きを見ていくとしましょう。