BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第13話 感想

 見事変身に成功したさくらが戦力に加わり、意気が上がる一輝たち。だがデッドマンズは、スカイベースが補給・整備のために地上に降りたタイミングを見計らい、襲撃を敢行。一輝は折悪く調整のためにベルトをジョージに預けていたため変身できず、窮地に陥るが…。

 

 リベラドライバーはリバイスドライバー以前に開発されていたドライバーだったんですね。ただ、「悪魔がそのまま実体化して動き回る」というのが欠点で廃棄されたはずだった、と。まぁ確かに欠点ではありますけど、悪魔が実体化するのはリバイスドライバーも同じですし、適合できなければバイスタンプからデッドマンが発生するリバイスドライバーの方がよっぽど危ないような…。

 

 フェニックスのスカイベース、補給や整備のために定期的に地上に降りる必要があったんですね。ウルトラシリーズに出てくるこの手の空中移動基地にはこういう描写がなかったので、なんだか新鮮に感じます。このタイミングを狙って襲撃を仕掛けてきたデッドマンズですが、その目的が収監されている元契約者の奪還のためって、敵本拠地に攻撃を仕掛ける目的としてはえらくもったいないのでは。実際、そのままスカイベースを壊滅できそうな勢いに見えたのにそうしないというのは、よほどフェニックスのことをなめているのか、それとも敵の本拠地壊滅よりも契約者として有望そうな人材確保の方が優先されるほど人材に困っているのか。

 

 前回変身に成功したばかりだというのに、フリオ、オルテカばかりか、大二が大ダメージを喰らった喰らった拍子に再び表に出てきたカゲロウまで加わり、3体の敵を同時に相手取るというハードな状況に追い込まれるさくら。さらにスカイベース内部にも、ベルトの調整を行っていたジョージのところにも敵がなだれ込むという窮地に。このピンチを経て、初めて一輝が「お前を信頼する」と口にしたことで、ジョージの調整でも動作しなかったレックススタンプが反応し、リバイバリッドレックスゲノムへの変身が可能に。その力を使って、フリオとオルテカを圧倒し撤退に追い込む一輝。大二とさくらに敵の足止めを任せスカイベースへの突入を優先したこともそうですが、今まで何もかも自分で背負いこんでいた一輝が、他人を信頼して任せるということをできるようになったというのは、大きな成長ですね。バイスとの絆が深まったわけですが、一方でこれは悪魔との契約がさらに進んだ、デッドマンで言うところのフェイズ2のようなものに当たりそうで、単純にパワーアップとして喜べるようなものではなさそうですね…。