BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第31話 感想

 ラフレシアデッドマンの吐く毒を吸った影響で、幻想の中をさまよう一輝とバイスラフレシアデッドマンを操っているのはジーコではないかと大二は疑うが…。

 

 かつてはプロサッカー選手に手が届くほどのところにもあったにも関わらず、家業の銭湯の手伝いに専念していた一輝。その事情については、なにしろ父親はまともに働かないわ、母親はそれを咎めるどころか全肯定するわ、とてもじゃないが頼りになるとは言い難い両親(まぁそこには深~い事情があったことはご存じのとおりですが)のせいで、本当はやむなくサッカーを諦めて家業を継いだのではないか、というような考察が視聴者の間でされていましたが、その真相がついに明らかに。それは、練習中に誤ってジーコに大怪我をさせて彼の夢を断つことになってしまい、代わりにその夢を託された重圧に耐えきれず、自分の夢も含めてサッカーから離れた、というものでした。いやはや、意外な真相でしたが、こうなってくると当初の考察とはだいぶ違ってきますね。まぁ最近は初期の頃と比べると、一輝が家族に対する苛立ちや家族との感覚のずれを見せることもほとんどなくなってきたわけですが…。

 

 で、そんな大事なことを忘れていた理由は、ずっと前から出てきていた「一輝の姿が家族写真から消える」現象とも密接に関わっていた。バイスとの契約の代償に、一輝は戦うほどに大事な記憶を失ってしまい、このままではやがては家族のことも忘れてしまうのではないか、と…。冷静に考えると一輝の記憶が消えるのと写真から一輝が消えることのあいだに何の因果があるのかはわからないのですが(一輝の記憶だけでなく一輝の存在に関するあらゆる情報がこの世から消えていくとかならわかるのですが)、まさかゼロノスとは完全に逆のパターンだったとは。ただ、同じように戦っているはずの大二やさくらには同じ現象が起こっている様子はないので、これはバイスとの契約のみで起こる事態なのか。まだまだ謎は深そうですね…。