BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンブレーザー 第24話感想

 タガヌラーが放ったビームが直撃し、月へと落下した怪獣・ヴァラロン。しかしそれはなお生きていたばかりか、自らの体から生成した爆弾を月面に敷設しては爆破し、このままでは月の軌道が変わり、地球へと落下することが明らかになる。SKaRDは新たにMod4装備を施したアースガロンで月のヴァラロンへの決戦を挑むが…。

 

 ついに訪れたサードウェイブにしてラスボスである怪獣、ヴァラロン。これまでのラスボス怪獣に比べるとゴテゴテした姿ではなくオーソドックスな二足歩行型の怪獣なのが意外ですが、半透明の膜に覆われた頭の下で目のような発行体が赤く不気味に光る姿は、底知れぬ恐ろしさを感じさせますね。そしてその能力はと言えば、尻尾を肥大化して切り離すことで爆弾として使用することができるという、ゲバルガやイルーゴと同じく宇宙怪獣らしい生物兵器じみたもの。さらにこの爆弾はいくつも爆発させれば月の軌道を変えることもできるというとんでもないもので、それを使って月を地球に落とそうというスケールのデカすぎる攻撃を仕掛けてきます。それにしても、イルーゴまではあくまで人類の殲滅を目的としていたような能力だったので、ここへ来て人類どころか地球そのものを滅ぼしにかかってきたとしか思えないのは、劇中でエミも疑問に思っていましたが、果たしてこいつらを送り出しているであろうV99の意図はどこにあるのでしょうか…。

 

 ヴァラロンに挑んだアースガロンでしたが、ヴァラロンはここでも爆弾を駆使してアースガロンを撃退。ゲント隊長がブレーザーともども決死の覚悟で変身して挑むも、月の軌道は戻ったもののヴァラロンはブレーザーのエネルギーを吸収して次なる形態に変化、ゲント隊長を守ろうと彼と分離したブレーザーは宇宙を漂流するという、まさに大ピンチ。次回、舞台は地球に移り遂に最終決戦!!