BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

究極超人あ〜る 25周年

 コンビニで何気なくビッグコミックスピリッツを手に取ってみたら、ゆうきまさみ先生による「究極超人あ〜る」の新作読み切りが! そうかぁ、もう25年にもなるのか。いや、連載していたころにリアルタイムで読んでいたのではなく、パトレイバーを読み終わった後に文庫で読んだのですが、当時と変わらぬキャラが当時と変わらぬまぬけぶりを発揮していて、懐かしさもひとしおでした。校長や毒島さんも、モデルになった人はずいぶん前に亡くなっているのに元気そうでなによりです。しかも、本編ではあ〜るが正月に見た初夢である戦隊パロディ「究極超人コウガマン」を再びやってしまうのですから、ゆうき先生ありがとうとしか言いようがありません。本編ではダイナマンとかそのあたりのノリでしたが、鳥頭司令(鳥坂先輩)がゴールドになって登場するあたりが今風か。

 本編も特撮ネタ満載なので、まだ読んでいない特撮好きの方にはお勧めします。主人公が宴会の一発芸で「テレスドンの目」(さらに続けて「ケムラーの目」も)を披露する漫画なんてこれぐらいでしょう。

 そういえば、鳥坂先輩のモデルになった人って実際に東京都の職員になったそうですけど(パトレイバー劇場版第一作の協力者の中に東京都関連の資料提供で名前がある)、今でも現役なんでしょうかね。