BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダー鎧武 第31話感想

 レデュエの侵攻に伴うインベスの大量発生、そしてユグドラシルの管理放棄によって無政府状態に陥った沢芽市。さらに自らの欲望を優先し暴走するプロフェッサーによって、プロジェクト・アークの内容が暴露されパニック状態は全世界へと広がることに。シリーズもまだ中盤だと言うのにここまでスケールのでかい危機に発展するのは珍しいですね。

 自衛隊の救援も見込めない中、アーマードライダーたちは自分たちで市民を守り安全な所へ避難させることに。本当に平成ライダーにおける自衛隊は使えないなぁ・・・。こんな状況でも紘汰たちのために店を開けている坂東さんのところで食事をとる紘汰ですが、どうやら味覚に異常が・・・。これってやはり、恐竜グリードになった映司が味覚や色彩を失ったのと同じことでしょうね。キングフォームを使い続けることで体がアンデッドと化していき、ついにはもう一人のジョーカーとなった剣崎のように、禁断の果実を使うことで紘汰も徐々に人間ではなくなっていく、ということなのでしょうか。

 一方、光実は人間世界征服を企むレデュエに手を貸すことに。舞を守ることが願いのはずだったのに、どうしてこうなった・・・。おまけに懲りもせず紘汰を狙う際、「オーバーロードにまであいつはお前の仲間だったのでは?」と尋ねられ、「仲間というのは自分の思い通りになる人のこと」と、まるでカイザこと草加のようなことを言い出す始末。さらに鎧武にとどめを刺されそうになると、オーバーロードを盾にして防御という、これまた王蛇こと浅倉のような真似まで。一話にして平成ライダーでも最悪の2人と同じ境地にまで達してしまった光実の明日はどっちだ。