BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -魔戒ノ花- 第13話感想

 これまでのシリーズと同様に、シリーズ後半突入となる今回から新オープニングに変更。今回もやっぱり牙狼の後期オープニングに外れはないと思わせる安定のかっこよさ。一方で、歌詞に「雷牙」の名が入っているのが今までにはなかったポイントですね。

 物語はクロウ達隠密の魔戒騎士たちの剣を浄化する儀式の最中に逃げ出した魔獣の討伐を巡るもの。放っておいても命は長くはない魔獣を殺さずにそのまま死なせてやりたいとかばうマユリと、その意を汲むクロウ。マユリが人間らしい感情を持つようになったこと、そんなマユリを魔道具としてではなく人間として敬意をもって接するようになったクロウ。これから後半戦に突入するに当たり、前半を通して変わった2人を描く回といってよかったでしょうね。あと、鎧って部分的に解除できたのかというのが今回地味に驚きました。

 ただ、クロウはもう一人の魔戒騎士としてこれまでのシリーズで言うと零やレオにあたるポジションのはずですが、隠密の魔戒騎士という肩書きの割には彼らと比べて裏で何か思わせぶりな行動をしているというか、そういう秘密を匂わせるところが少なく感じるのが、ちょっと気になるところですね。