BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!/仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー 感想

 ちょっとしたスケジュールの都合で今日は一本しか映画を見る時間がなく、「ジュラシック・ワールド」とどちらを優先させるか悩んだのですが、一応こっちが「本業」なのでニンニンジャーとドライブの劇場版を見てまいりました。いつもどおり少しネタバレを含むので、見ていない方はご注意を。

手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖
 忍びの者しか行くことができない(その割に電車の駅とかある)、忍者たちの住む「忍隠れの里」。牙鬼軍団の侍大将・弓張重三率いる軍勢によって攻め滅ぼされそうになっている里から殿様を救い出し、「里にラブアンドピースをもたらせ」というのが夏休みの宿題として好天から天晴たちに出された宿題・・・というのが今回の物語。ここ数年の戦隊映画の例にもれず、いつもの30分枠の物語を純粋に豪華にしたという感じで、可もなく不可もなくといったところかと。ただ、いつにも増して駆け足の展開が目につきます。弓張重三なんて、巨大化した後はすぐにシュリケンジンダイノの必殺技に倒されてしまうので、ほとんど東映スパイダーマン。中の人は愛妻家で有名ですが、民のために働くあまり家族をおろそかにして奥さんに逃げられたという設定の殿様。途中飲んでいた酒のラベルが「雪那」だったのには笑いました。結局里に平和が戻っても奥さんは戻ってこなかったので、ピースはともかくラブはもたらせなかったのでは・・・と思ったのは私だけでしょうか。

仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー
 来年のMOVIE大戦を除けば、ドライブ最後の劇場版となる作品。本編の方もあと1クールを残すのみとなっているので、今回は特に、一年近く共に戦ってきた進ノ介とベルトさんの絆に焦点が当てられていました。展開は思っていたよりも読みやすかったですが、個人的には歴代の劇場版作品の中でもかなり上位に位置づけてよいかと。特にダークドライブ、超デッドヒートドライブ、そしてドライブタイプスペシャルと、ドライブだけで3つも登場するのがなんとも贅沢。超デッドヒートドライブは役回り的にも性能的にも仮面ライダージョーカーとよく似ていて、こういうフォームには特に弱いですね、私。あとから落ち着いて考えると解明されないまま終わっている謎がいくつもあるし、そもそもあの一日署長のアイドル出す意味あったのかとかツッコミどころもあるのですが。ただ、一番驚いたのは久々に前のライダーの劇場版での飛び入り参戦というかたちでデビューを果たした新仮面ライダー、ゴースト。登場時の演出といい、戦い方といい、まさに「幽霊」。敵にとってこいつと戦うのはものすごく怖いんじゃないかと思いました。