BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーゴースト 第1話感想

ついに幕を開けた17番目の平成ライダーの物語。怪人・眼魔を生み出す謎の男から始まり、主人公・タケルが父を亡くした時の記憶の回想と彼の日常、怪人たちの暗躍と話が進み、第一話から主人公が死んでそこから変身というまさかの展開。それにしても、仙人を演じる竹中氏の演技の予想以上にうさん臭くてフリーダムなこと。完全に主役を食っちゃってましたね。劇場版での先行登場で見た時に心をつかまれたとおり、あの両目眼以外の顔全体が発光するギミックはかっこいいです。「もう死んでるから死なない」という理屈はもっともですけど、そういう意味では初回からゴーストは最強のライダーですね。第一話からムサシ魂を見せるとは思いませんでした。巌流島の決闘を思わせる波打ち際での立ち回りが実にかっこいい。そして最後に、99日以内に眼魂を15個集めないと今度こそ死んでしまうという大事なことが仙人の口から明らかに。この99日というのは作中での時間なのか、それとも現実の時間なのか。いずれにせよ、3ヶ月ちょっとというのはかなり急がないといけないですね。

 というわけで、登場人物と作品背景の紹介を無理なくこなす、安定した滑り出しでした。脚本の福田氏はウルトラマンの脚本執筆経験はあるものの戦隊、ライダーは未経験だったのをいきなりライダーのメインライターに抜擢という驚きの経歴ですが、たしかにこれまでの脚本化によるライダーとは違う味がすでに感じられ、今後も期待できそうです。