BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -紅蓮ノ月- 第十四話感想

 道満と道魔法師の策略により、その関係に亀裂が生じてしまった雷吼と星明。しかし、道満の計画はこれで終わりではなく、壊れた門からあふれ出した大量のホラーたちが雷吼たちを足止めする一方で、光宮ではホラーと化した保憲が暴れだすというこれまでで最大の危機が到来することに・・・。

 金時や頼信、晴明の言葉から、これまで星明がどれだけ雷吼のことを思い護ってきたかを雷吼が知り、自ら封印を解いて牙狼となる展開が見事でしたね。桂先生デザインの新形態「黄金騎士ガロ・陣」のかっこいいこと。兜や肩、腰回りに日本の具足の意匠を取り入れながら黄金騎士としての要素はしっかり保つ、実に見事なデザインです。道満が星明にぶん殴られたときは思わず笑ってしまいましたが、雷吼が自ら鎧を召還できるようになった以上、これから彼女はどこへゆくのか。「闇か・・・」と呟く彼女の先には闇に包まれた道、しかし空を見上げれば輝く一つ星が。これから彼女に待ち受けているのは闇か、光か。