BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーゴースト 第40話感想

 ガンマイザーによって引き起こされた親子の中身入れ替わり騒動と、指名手配犯への情報を横流し事件の完結編。う〜ん、今回は脚本が説得力を欠いていたと言わざるを得ませんね。ややこしい入れ替わりの真相や、情報を横流ししていた真犯人については前回の時点で予想はついており、それ自体は問題ないのですが、問題なのは情報の横流しの方。ベテラン刑事がそれまでのキャリアを棒に振るリスクを犯しながら、しかも、ともに警察内部の腐敗を撲滅することを誓った親友を裏切ることを承知で犯罪の片棒を担いでいたのですから、共犯相手にも汚職を働いている大物議員とかヤクザの親分とか、それなりの説得力が必要とされるはず。なのに彼が手助けしていたのはどう見てもただのチンピラにしか見えない男で、なんでこいつを逃がすのにそこまでしなきゃならないのか、と思ってしまいました。脚本の福田氏は過去には「警部補矢部謙三」や「富豪刑事」などの刑事ドラマの脚本も手掛けているのですから、こういうところにも抜かりのない脚本を書いてほしかったです。