BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーゴースト 第31話感想

 人間世界を守るために戦うことを改めてタケルとマコトに誓い、手始めにかつて自分が設置させた眼魔世界とのゲートの破壊にとりかかるアラン。しかし同じ頃、街ではガンマイザーの力により次々に大人が子供に変えられる事件が発生し、シブヤの母もその犠牲に。さらに、大天空寺にはかつての龍の研究仲間であり、タケルに命を救われた五十嵐博士が来訪する。

 連続子供化事件、第三の眼魔幹部の登場、そして五十嵐博士の来訪を機に明かされ始める10年前の出来事の真実と、相変わらずいくつもの事態が同時に進行していきますね。大人を子供に変える作戦は過去にもいくつもの悪の組織が実行している定番の作戦ですが、若返った分だけその間の記憶が失われるというのは案外他では見られない特徴です。まぁそんなことより、シブヤの本名が「八王子シブヤ」と判明したことの方が衝撃的。松尾スズキか。これでナリタの方も姓ではなく名前・・・と見せかけてやっぱり苗字だった、とかなら笑えるのですが。

 もう一つの衝撃はジャベル、イゴールに続く第三の眼魔幹部・ジャイロの登場。特撮に詳しい人ならその顔を見ただけで「とんでもない奴が現れた!」と戦慄したはず。それもそのはず、ジャイロを演じるのはクウガ響鬼を除くすべての平成ライダー作品で主役ライダーのスーツアクターを演じてきた「ミスター平成ライダー」こと高岩成二氏。アランの戦闘訓練を担当した教官とか、アデルも使っていた眼魔スペリオル眼魂を与えられているとか、そんな設定に頼らずとも強敵中の強敵である説得力が半端ではありません。ジャベルからイゴールの流れで次は地獄大使っぽいのが来るかと思ったら、とんでもないかたちで予想を裏切られました。