BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダージオウ 第9回感想

 ダーツバーに集まるタイムジャッカーたち。スウォルツが言うには、これまでの失敗はアナザーライダーに選んできた人間たちの欲望が弱かったからとのこと。いや、欲望云々以前にここまでずっと行き当たりばったりな人選ばっかりだったじゃないかお前らとツッコみたくなりますが、とにかくそういう反省を踏まえてか、既にウォズが新たなアナザーライダーとして選んでいた人間は、とてつもなく強い欲望の持ち主でした。その男の名は・・・。

 というわけで、新たに始まったオーズ編。オーズと言えば「欲望」がキーワードですが、アナザーオーズに選ばれたのはあの壇黎斗。もともとライダーだった奴をアナザーライダーにするという、これまででも最大規模の掟破りですね。しかし、欲望の強さという意味では異論はないのですが、こいつの欲望は誰よりも面白いゲームを作って自分の才能を世に知らしめるという方向性であって、自分の国を作って王の座につくというようなものではなかったはず。まぁ会社の名前が幻夢コーポレーションではなく壇ファウンデーションだったりするので、我々の知る黎斗とは違うのかもしれませんが、これも歴史改変の影響でしょうか。

 そんな王様に名乗りを挙げた男に、ソウゴは興味津々。王様になるための勉強をしようと黎斗に近づくことに。エグゼイドではみんなうんざりしながら対応していた黎斗にウキウキしながら近づくとは、ソウゴもつくづく物好きですね。反面教師としてならともかく、こいつから学ぶことなんか何もないと思いますが。そんなソウゴが魔王についたと判断したゲイツはソウゴに戦いを挑みますが、返り討ちに。いつのまにやらゲイツよりも強くなってますね。この戦い自体、黎斗の興味を引いて近づくためのソウゴの作戦だったようで、確実に抜け目のなさを身につけつつありますね。

 そしてオーズと言えば、もちろん映司、さらに比奈も登場。オリジナルのライダーだけでなくヒロインまで登場するというのはうれしいですね。映司が国会議員、比奈が服飾関係の仕事についているという設定も、オーズ本編を知る人間にとっては感慨深いものがあります。それにしても映司、笑顔があの頃と全く変わりませんねぇ。胸につけた赤い羽根がまた泣かせます。