BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第7話 感想

 フェーズ2のデッドマンとともに窃盗を働く4人組の窃盗団が出現。猛スピードで動くデッドマンに対し、一輝は新たに手に入れたジャッカルバイスタンプの力で対抗する。一方、最近様子のおかしい大二を謎のライダーの正体とにらんだヒロミは、再び現れた謎のライダーに対し、仮面ライダーデモンズに変身して止めようとする…。

 

 以前下の娘にばかりかまけて上の娘をほったらかしていたばかりに、デッドマンになった上の娘に復讐をされそうになった母親が出てきましたが、今回は息子に自分の望む進路を押し付けようとして、デッドマンになってまで息子の働く犯罪を露見させまいと暗躍する父親が登場。何から何まで正反対ですが、「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸なものである」というトルストイの作品の言葉の通り、壊れた家族の違ったかたちを見せてくるものですね。そして今回も、一輝が言うようにまだやり直せるとは、そう簡単に運ぶとは思えないのが…。

 

 一方、エビルに対しデモンズに変身して挑むヒロミ。セイバー並みのスピードで新ライダーが次々と出てきますね。久々の蜘蛛モチーフのライダーですが、左右非対称のデザインと光る複眼がなんともかっこいい。1話で変身に失敗してネットでさんざん「変身失敗おじさん」とネタにされてきたヒロミがまさかの変身成功おじさんになってしまうというのも意外な展開でした。ただデモンズドライバー、リバイやエビルのように変身に悪魔が関わっていないように見えるのが逆に不穏ですね。この作品のライダーの変身が、そんなノーリスクなものとは到底思えないのですが…。