BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマントリガー 第15話感想

 アブソリュートディアボロに対抗するため、エタニティコアの力を制御するための特訓をリブットから受けるケンゴ。一方、アキトたちもこれまで封印されていたナースデッセイ号の真の力を解放するために作戦を開始する…。

 

 人間の姿でケンゴとユナの前に現れ、エタニティコアの力を使いこなすための特訓を授けるリブット。ギャラクシーファイトではグレートとパワードから特訓を受けていたリブットが、早くも特訓を課す側に回るとは。下手をすれば命を落としかねない危険な特訓ばかりやるセブン一門の特訓と違って、内容は格闘訓練とダンスという極めてスマートなもの。最後にユナの導きもあって無事特訓は成功しましたが、身体的鍛錬がどうというより、使命を意識するあまり本来の自分らしさを失っていたケンゴの心の在り方を元に戻した、というように思えましたね。

 

 一方、そちらとは別にナースデッセイ号の真の力、バトルモードを発動させるために奮闘するケンゴたち。当たり前と言えば当たり前ですが、やっぱりナースデッセイ号はワイルド星人が作ったあのオリジナルのナースを参考に開発されていたんですね。バトルモードへの変形は当初から設計に入っていたものの、そのためのエネルギーがなかったためこれまで使われることはありませんが、アブソリューティアンの持つアブソリュート粒子を使うことでそれを解決できる見込みが立ったため、宇宙線研究所にディアボロをおびき出して粒子を採取する作戦を決行。そこに現れたのが、なんとカルミラの人間態。以前ジードでレムの人間態を三森すず子さんが演じていたのと同じように、演じたのはすみぺこと上坂すみれさん。これは全く前情報がなかったので驚きましたね。カルミラならば警備員に気づかれることなく侵入するぐらい朝飯前のはずですが、わざわざ警備員を倒しての登場は、もう単にすみぺを出したかっただけとしか。かくしてGUTS-SELECTの思惑を読んだ闇の巨人たちも独自に作戦に協力。まんまとおびき出されたディアボロを足止めし、粒子を採取する時間を稼ぐことに。「貴様ら、我々との盟約を忘れたか!」と喚くディアボロですが、いきなり現れて「エタニティコアは俺たちがいただくからお前ら黙って見てろ」と一方的に言ったのが「盟約」って、どんだけ厚かましいんでしょうかこいつらは。まぁこのぐらい面の皮が厚くないと、自分で「究極生命体」などと恥ずかしげもなく名乗ることなんかできないんでしょうけど。

 

 無事必要な粒子を吸収し、闇の巨人が撤退ししたところで、特訓を終えたグリッタートリガーが参戦し、見違えるような動きでディアボロを圧倒。余分な硬さが抜け、敵の攻撃を受け流しながら最小限の動きで反撃を加えていく様は、リブットのファイトスタイルを学んだというのと同時に、かつて「激流を制するは静水」と語ったかの拳士のように、荒れ狂う力に逆らわず身を任せることでそれを御する術を得たように見えました。さらにリブットが加勢し旗色が悪くなったところに、ついにバトルモードへと変形したナースデッセイがレーザーを雨あられと降らせ、いよいよ手も足も出なくなるディアボロ。そして、トリガー、リブット、ナースデッセイの必殺光線の一斉射撃を喰らい、断末魔の叫びをあげながら爆炎の中に消えていくのでした。あれ? マジでやられちゃったの? と思ったら、いつもの金ぴか空間に浮かぶ謎の心臓から再生するディアボロ。こいつら、殺すこともできないというガチの意味での不死身ではなく、やられても再生できるという意味での不死身だったんですね。とりあえず、ウルトラマンの必殺技クラスの攻撃を複数同時に食らわせれば倒せることは倒せるということは判明したわけですが…やっぱりこいつら、究極生命体というのは言い過ぎじゃないでしょうか。そして、あっさりエタニティコアを諦めて本来のターゲットの光の国を優先することを宣言するタルタロス。なんかかっこつけて言ってるけど、お前もあちこちのウルトラマンに喧嘩吹っ掛けては「ヤベッ、思ってたより強えぞこいつ」と逃げ出すのがお家芸になりつつあってそろそろまずいことを自覚しろ。

 

 こうして、闇の巨人の目からすれば、いきなり現れた金ぴか野郎どものせいでトリガーはエタニティコアの力を使いこなすのに成功しちゃうわ、ナースデッセイはバトルモードに変形可能になるわ、ただ敵の戦力がパワーアップしただけという迷惑極まりないことになりましたが、ラストではさらに、ついにイグニスがトリガーダークへの変身に成功。その力が真っ先に向けられるのがヒュドラムなのは間違いないでしょうけれど、果たしてケンゴたちにとっては敵となるか、味方となるか…。